美容室スタジオ撮影の秘密！聞いてみた〜２〜

それは成人式仕事をC/QUEST&C-plusで４~５年経った時から、サロンでの成人式お支度仕事を終えて、先代が以前より続けていた、他市に出向き成人式お支度のお手伝いをしているところへ同行させていただきヘアセットを担当させていただきました。そこで初めて見たもの・体験したことに衝撃を受けました。元々サロンでの成人式では、事前に髪型・髪飾りやお着物の帯結びなど小物の確認を済ませて当日を迎えます。現場は違いました（続く）

そのお手伝いする現場は、大手貸衣装屋さんが行っている会場でした。とてもシステム化されていてヘア担当・着付担当・撮影担当と業務分担が明確で分単位の仕事を求められました。すごいこんなに成人式って賑わうんだ華やかだなと感心しながら、いざ担当するヘアセット会場に行くと１枚の紙とテーブルには髪飾りとピン類・セット剤が並べてありました。まさしく作業する場でありました。皆集まると、そこを統括する担当のかた現れて注意事項のアナウンスをしていただきました。１枚の紙に書いてある注意事項の読み上げでしたが、髪型は図に描いてある指定の形であり、飾りもテーブルのを使用する。アイロンやカーラーは使用しないがヘアドライヤーはOK。これらの注意事項は来る前に先代から伝えられたので知っていたので特に気に留めてなく。いざ新成人のお客様が来場してきました。さあヘアセットの時間です。（続く）

15分でヘアのお仕上げ頑張って式典に間に合わそう！そんなタイトなスケジュールで取り掛かろうと、軽く挨拶し担当するお客様が椅子に着いた時、一枚の髪型の載った紙を見せてきた瞬間『わたしこれにしたいです！』見せられた髪型はアイロンを使用しないとできない質感であり、仮にできたとしても別料金になるので、説明をするとみるみるお顔が曇ってきたのがわかりました。こういう現場では事前のカウンセリングでの説明は無いのかな？と疑問に思って横に並んでいる他担当者の仕事が目に入りました。カーラーやアイロンを使っていたのです。これではまるで、自分だけがそのサービスをお客様に提供せず断っている構図ができていました。私にしてみれば使用して良いなんて書いてないし聞いてない。でもそんなことはお客様には関係無いことであり、ウキウキな気分で今日1日を楽しんで喜んでいただけるかが大切あって。こっちの事情なんて全く関係ない。でも何もしてあげられないという無力感。そんな仕事を５〜６組担当させていただきました。ヘアスタイルに関しては、もっとしてあげられたのにという悔しさがありました。そして終わりの片付けをしてる時に、ここに書くことではないのですが、日払いの仕事でしたので会場担当の方が来て、一緒に報酬額の確認をしてみると…（続く）